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建築事業部

詳しく知りたい『石膏ボード』のヒミツ!

今回の記事では、荷揚げや資材搬入作業全般で一二を争うほどポピュラーな資材である『石膏ボード』にスポットを当て、詳しく知りたい『石膏ボード』のヒミツ!と題して、実例を交えながら詳しく解説していきたいと思います。

では、今回もさっそく最初のセクションから!

 

■詳しく解説『石膏ボード』ってこんなもの?

 

 

今回も、最初に『石膏ボード』とはいったいどんなものなのか?という所から解説していこうと思うのですが、ここで重要となるのは『建築資材としての石膏の特徴』を把握することです。

 

おそらく、皆さんも学生時代や美術の授業などで『石膏』というものに触れたり、人によっては作品づくりの際に使ったことがあったりしたはずです。

また、病院などで治療のために『石膏』でできたギプスなどを使用したことがある方も意外に多いはずです。

 

ただ、これらの『石膏』は、そのほとんどが主成分となる「硫酸カルシウム」で構成された『半水石膏・焼石膏』に水を混ぜ、成形後に硬化させたものであり、厳密に言うなら『石膏ボード』などで用いられている素材とは異なります。

これら建築資材としての『石膏ボード』は、前述の『半水石膏・焼石膏』の他にも「消石灰や粘着剤」などを混ぜ込んだ上で、表・裏などの各面を「特殊な板紙」で包み、耐久性や断熱性などの機能を高めたもの、となります。

 

また、前述した「半水石膏・焼石膏に消石灰や粘着剤、水などを混ぜ込んだもの」は『石膏プラスター』という名称で呼ばれており、『プラスターボード』または『石膏プラスターボード』という別名も存在しています。 

ちなみに『プラスター』とは「鉱物などの粉末に水を練り合わせる方法、または練り合わせたもの」を指し、私たち人類における「最古の建築技術のひとつ」としても知られる原料で、かの有名なピラミッドなどでもこの手法が用いられています。

 

また、混ぜ込む成分や包む板紙の種類によって、それぞれ異なった性質を持つ『石膏ボード』が商品化されており、耐火性能が強化された『強化石膏ボード』や、防水性を高めた『シージング石膏ボード』など、現場や建築物に適した『石膏ボード』を選ぶことができます。

 

■『石膏ボード』が建築現場で広く使われる理由

 

 

 

これらの『石膏ボード』が建築現場で広く使われる理由ですが、簡単に言うなら「さまざまなメリットがあり、やり方によってデメリットを解消したり軽減したりできる」ためでしょう。

以下にメリット・デメリットをまとめてみました。

 

【『石膏ボード』を用いるメリット】

・建築資材の中では「かなり安価な部類」であり、大量に使用してもコストが安い

・断熱性や遮音性に優れ「面」の衝撃に強く地震や強風に有効

・『石膏』には「結晶水」という水分が含まれているため、火災など熱によってこれらの水分が水蒸気となり放出されるため、炎が燃え広がるのを防いでくれる

・調湿性能に優れているため、結露やシックハウス症候群(※注1)の原因を軽減できる

 

※注1:シックハウス症候群とは、建材などに使用されている化学物質、または暖房器具による燃焼ガスなどさまざまな原因によって、居住者の健康状態に悪影響を及ぼす症状を指す。

 

【『石膏ボード』を用いるデメリット】

・基本的に耐水性能が低く、水回りなどへの使用に不向きとされている

(ただし、製品によっては防水・耐水性能を高めたものもある)

・釘やネジ、突起物などによる「点」の衝撃に非常に弱く、穴が空いたり欠けてしまったりしやすい

・古くなった廃『石膏ボード』を廃棄処理する際に、人体にも有毒な「硫化水素」を発生させる恐れがあり、リサイクルなどの対策が必要となる

 

こうしてみると、前述したように「メリットだけでなくデメリットこそあるものの、そのほとんどは軽減しやすい」ものであるため、広く使われているのも納得の建築資材であることがお分かりいただけたでしょう。

 

また、当ブログの過去回でも、今回のテーマ『石膏ボード』に関連する話題をご紹介していますので、興味のある方は以下のリンクからご覧ください。

→該当記事はこちらから

 

さて、続いては恒例の「オマケ」セクションです。

 

オマケ:ここに気をつけろ!『石膏ボードの弱点』とは?

 

今回のオマケは、先程もデメリットという形でご紹介した『石膏ボードの弱点』について、さまざまな実例をまとめてご紹介したいと思います。

 

【破損しやすく落下に弱い】

前述した通り、材質の関係から「点」の衝撃に弱いため、運搬や施工時などに落下などがあれば、容易に破損するので注意が必要です。

 

【修理が難しい】

『石膏ボード』を使用した壁に穴が開いた、または破損した場合、修理は可能ですが「完全に元の状態に戻す」のは難しく、基本的に「新品交換」する必要があります。

 

【高度の耐火性能を求められた場合、特殊なタイプを使用する必要がある】

標準的な石膏ボードはある程度の耐火性を持っていますが、より高度な耐火性能が求められる要件を満たすためには、特別なタイプの石膏ボードが必要となります。

 

【生産・廃棄時の化学物質に注意が必要】

『石膏ボード』は、その製造過程で「化学物質」を使用することがあり、前述の通り廃棄時に「硫化水素」を発生させる可能性があるため、『石膏ボード』の製造・廃棄処理方法に注意が重要です。

 

【高湿度下では虫害が発生することもある】

『石膏ボード』には、一部に「紙」が素材として使用されているため、湿度が高い場所ではシロアリなどの虫が引き寄せられる可能性があります。

 

【耐荷重性があまり高くない】

『石膏ボード』の表面は比較的柔らかく、重い物を取り付ける際は適切なアンカーや固定具を使用しないと、容易に破損する可能性があります。

 

では、今回最後のセクションへと参りましょう!

 

■『石膏ボード』を荷揚げ・資材搬入する際に大事なポイントとは?

 

 

最後は『石膏ボード』を実際に荷揚げ・揚重・資材搬入する際に、注意すべきポイントについて、皆さんにご紹介していきたいと思います。

 

まず知っておいていただきたいのは、運搬する際に破損や汚損だけでなく「常に周囲の状況に細心の注意を払う」という点です。

荷揚げや資材搬入の際に、その姿を見ないことはないほど一般的な建築資材である『石膏ボード』ですが、軽く角をぶつけてしまうだけで破損するほど『脆い資材』でもあります。

そのため、運搬の際はある程度の「緊張感」を伴う新人スタッフも多いかもしれませんが、それでも作業に慣れてくると「周囲への注意がおろそかになってしまう」方が少なくないようです。

ただ、このような「周囲の状況に対して最新の注意を払う」ことが普段から徹底できていれば、何も『石膏ボード』だけに限らず、他の運搬物を運ぶ際でも接触や落下などのミスを防ぐことにつながります。

 

仕事の現場や車の免許取得の際にもよく言われることですが「慣れてきた頃が一番危ない」というのは、新人の頃の「緊張感」が薄れると、何よりも「周囲への配慮や注意が緩慢になる」のがミスや事故の原因の大部分であるためでしょう。

逆になぜ、ベテランスタッフがスピーディに仕事を進められるかというと、おそらく「常に周囲への配慮や注意の優先順位が高い」状態を維持しつつ仕事や現場に臨んでいるため、ではないでしょうか?

 

まとめ:『石膏ボード』には不可欠な当社のお仕事をはじめてみませんか?

 

さて今回は、私たちのような荷揚げ・揚重仕事によって運ばれ、さまざまな建築現場で大活躍する資材『石膏ボード』について詳しく解説してみましたがいかがでしたか?

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