一括揚重の要!『揚重センター』とはどんなもの?
今回の記事では、当社において非常に重要な位置を占める『一括揚重システム』に関するお話と、システムの要となる『揚重センター』にスポットを当て、一括揚重の要!『揚重センター』とはどんなもの?と題して、いろいろ実例を交えながら詳しく解説していきたいと思います。
では、今回もさっそく最初のセクションから!
■まずは『一括揚重システム』について詳しくご紹介
今回のお話を進めるにあたって、テーマとなる『揚重センター』を解説する前に、まずは当社が開発した『一括揚重システム』という言葉から解説していきましょう。
シンプルにまとめると『一括揚重システム』とは「これまで各セクション・各業者がバラバラに対応していた資材搬入・揚重・荷揚げ作業やスケジュールを一括管理し、建築現場における揚重費のコストダウンが可能なシステム」のことです。
当ブログの過去回や、当社サイト内でも少しご紹介していますが、元々建築現場での揚重・荷揚げ・資材搬入などの作業は、各業者がそれぞれ個別に対応するのが普通でした。
しかし、個別に対応していたこともあり、ひとつのセクションでスケジュールの遅れや揚重スタッフの不足などのイレギュラーな事態が発生してしまうと、全体の工事スケジュールに大きな影響を与えてしまい、最終的に現場全体の「コスト」が増大してしまうことにつながります。
さらに、より後の作業を担当する業者においては、ズレ込んだスケジュールによって予定していた工期よりも短い期間で作業を進めなければならず、余分な人件費がかかってしまったり、危険な長時間に渡る作業を行わないと(全体の工期に)間に合わないという事態も発生する可能性が出てきます。
この『一括揚重システム』導入によって考えられるメリットを以下にまとめてみました。
・一括で現場全体の搬入作業・スケジュールの管理が可能になる
・現場監督者や各施工業者の業務負担が軽減される
・揚重、荷揚げ作業を一元管理することで搬入スタッフの確保や発注が不要になる
・無理のない作業スケジュールが実現することで、現場での安全度が増大する
その他にもさまざまなメリットが考えられますが、ここでは代表的なものについて理解しておけば良いでしょう。
■システムの要となる『揚重センター』とはどんなもの?
先程「一元管理」というキーワードが出てきたことにピンと来た方も多いかと思いますが、実はこのキーワードが『揚重センター』を知る上で非常に重要なヒントになります。
次に皆さんに把握していただきたいのは「〇〇センター」という言葉の意味・用法についてです。
おそらく、皆さんの中では「〇〇についての情報や知識、物品などが集約された、または販売されている建物・施設」というイメージが浮かんだかと思います。
例を挙げるなら「ホームセンター」の場合、意味としては「家に関する物品を中心に、さまざまな道具や便利なモノが売っている場所」になりますね。
さらに言葉の意味を厳密に言うなら「センター」はそのまま「中央・中心」を表しているのですが、この『揚重センター』の場合はどちらかと言えば「現場全体の各揚重作業を一元管理する中心地」という意味合いの方が大きくなります。
ですので、イメージとしては「現場内に『揚重センター』という、揚重作業などを一元管理するための施設が設けられている」とする方が理解しやすいと思います。
続いて、この『揚重センター』で行われる業務の範囲を解説すると、以下のようになっています。
・搬入資材、車両予定などのスケジュール管理及び通知
・搬入車両の場内誘導、搬入資材の荷受業務
(フォークリフト、クレーン揚重など)
・搬入資材の各階への垂直揚重及び水平間配り業務
・資材搬入時のパレットなどの管理及び開梱材などの降ろし
・建設用リフトの運行管理オペレーター業務
・ゴミコンテナの分別管理
このように、文字通り、現場全体の揚重・荷揚げ作業が一箇所に集約されているのが『揚重センター』であり、関連する作業などがスムーズに行えるよう、予備的な作業を行うための場でもあります。
当ブログの過去回では、さらに『一括揚重』について詳しくご紹介していますので、興味のある方は以下のリンクからご覧ください。
さて、続いては恒例の「オマケ」セクションです。
オマケ:他業界における『コストダウンの手法』について
今回のオマケは、他の業界における『コストダウンの手法』について、より詳しい解説を進めていきましょう。
近年では、さまざまな業界で『コストダウン施策』が色々研究されていますが、その中には一部の業界でしか実現できないものや、いくつか組み合わせて運用可能なものなどバリエーションに富んでいます。
ここではその手法について、いくつかまとめてみました。
【効率的なプロセスの導入】
業務プロセスを見直し、無駄を省くことでコストを削減します。
実例として大手自動車会社の生産方式を研究することで最体系化・一般化されたされた『リーン生産(※注1)』などの手法があります。
※注1:リーン生産とは「無駄な贅肉がなく引き締まって痩せている様子」を表す英単語「Lean」に由来した生産方式のこと。
【デジタル化と自動化】
デジタル化と自動化は、人件費を削減し、エラーを減らすための強力な手段です。一例として『AI(人工知能)の導入』などが挙げられます。
【アウトソーシング】
特定の業務を専門的な外部のサービスプロバイダーに委託することで、コスト削減につながります。
【エネルギー効率の改善】
エネルギー消費を削減することで、長期的にコストを削減することができます。例として、省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用などが挙げられます。
【一括購入・導入】
必要な商品やサービスを一括で購入、または導入することで、割引を受けることができ、コストダウンにつながります。
【在庫管理の最適化】
適切な在庫管理により、過剰在庫によるコストを削減することができます。
【リモートワークの導入】
オフィススペースの縮小や通勤費の削減など、リモートワークの導入はコスト削減に寄与します。
では、今回最後のセクションへと参りましょう!
■各現場にピッタリの『揚重センター』をご提案するメリットとは?
当社の『一括揚重システム』では、大きな強みとして「さまざまな現場に合わせた『揚重センター』のご提案」が可能です。
当社の持つ豊富な実績により、大規模な高層ビルや大型マンションをはじめとしたさまざまな建築現場への『一括揚重システム』運用のノウハウは、大手ゼネコン様からも信頼をいただけるレベルのものへと昇華しています。
各現場に最適化された『揚重センター』を設置することで、揚重・荷揚げ作業をはじめとしたさまざまな作業の効率がアップし、工期や作業スケジュールのスムーズな進行が可能になることこそ、この『揚重センター』の最大のメリットとなります。
さらに、これらの業務を後押しし、安全な作業を実現できる『揚重のエキスパート』の派遣も、当社の持つ大きなメリットのひとつです。
まとめ:『揚重センター』を擁する当社のお仕事をはじめてみませんか?
さて今回は、当社のお仕事の中核を成す『一括揚重システム』に欠かすことのできない『揚重センター』に関する話題をお送りしましたがいかがでしたか?
今後の建設業界をリードする『揚重センター』を、さまざまなクライアント様へご提案している当社への応募の仕方はカンタン、ラクラク!
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