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建築事業部

歴史から流れまで『荷揚げ』に関するよもやま話!

さて、今回の記事では、私たちHands(ハンズ)が手掛けている『軽作業・揚重・荷揚げ・資材搬入』をより理解するために『荷揚げ』のルーツを探るということで「歴史から流れまで『荷揚げ』に関するよもやま話!」と題して、いろいろと解説していきたいと思います。

では、今回もさっそく最初のセクションから!

 

いつごろから?『荷揚げ』という「仕事」の誕生

 

 

さて、ここから今回のお話を進める上で、まず最初に知っておくべき知識が「『揚重・荷揚げ』は、なぜ『揚げる』なのか?」という部分でしょう。

実は、この『荷揚げ』、特に『揚』という文字・言葉の意味については、以前の当ブログ・オマケコーナーにてちょっとだけ解説していますので、今回の記事に興味の湧いた方は、ぜひ過去回も参考にしてみてください。

→該当記事はこちらからご覧いただけます

 

そもそも、この『荷揚げ』という作業は、我が国日本では、厳密に言うなら「海・河川などの水上(船)から陸地へと荷物を引き上げる」という意味を表す言葉でありました。

その理由としては、古来の日本では、動力となる人や、牛・馬などでは困難な「重い荷物を運搬する業務」のほとんどが「水運」つまり「水上輸送」を利用していたため、基本的に陸上輸送の場合、わざわざ『荷揚げ』という風に「名前をつけるほどではない」、と考えられていたようです。(もちろん、この頃は「高層建築」などは、一部を除きほとんどなかったはずです)

しかし、年代が下っていくにしたがって「陸上輸送した資材を『荷揚げ』する」機会は徐々に増えていき、わざわざ別の名前をつけるのも合理的ではないため、そういった場合も『荷揚げ』という言葉を用いるようになったそうです。

 

時は下って現在、本来は「建築現場」における各工程の職人が自ら行っていた『荷揚げ』作業ですが、1990年(平成2年)頃からこの業務を専門的に請け負う専門業者が登場し始め、徐々に「建設業界」内でも定着、認知されるようになり、現在のHands(ハンズ)に至る、というのがざっとした流れになります。

では、そろそろ次のセクションへ!

 

日本古来の高層建築「城」における『荷揚げ』作業とは?

 

 

続いては、我が国日本において、古代〜中世にかけて「ほぼ唯一の高層建築物」と考えられている「お城」「建築現場(築城現場)」「遺構」などから、この時代の『荷揚げ』作業が一体どのようなものであったのか?について掘り下げてみましょう。

皆さんもごぞんじのように、日本にはかなり多くの「城」がそっくりそのまま現存していたり、かつて「城」が建てられていた「遺構」、または土台となる「石垣(いしがき)」などが残っています。

特に、かつては守りのために「堀」で囲まれていた「城の石垣」には、その部分だけ水面に近くなるように一段掘り下げられた「物揚場(荷揚げ場)」が多く見つかっています。

当然、土台となる「石垣」が完成した後は、この「物揚場」を利用して上層階の建築資材を運搬し、以降の工事を進める流れになっていたそうですが、実は、当時の「築城」において、最も『荷揚げ・資材搬入』が盛んだったのは「石垣を造る作業」の段階だったという説があります。(諸説あります)

その理由としては「大量の岩石はもちろん、石垣を固める役割を持つ『土砂』の運搬量が非常に多く、その上『岩石や土砂』は用途や役割によって種類が厳密に分けられており、築城に関する高度な知識が必要であった」ためだったそうです。

こうして見ると、現在の私たちHands(ハンズ)も顔負けの、非常に難易度の高い『軽作業・揚重・荷揚げ・資材搬入』作業が必要だったようですね。

さて、続いては恒例の「オマケ」セクションです。

 

オマケ:海外の古い高層建築物に見られる『荷揚げ』のルーツを探る!

  

さて、今回のオマケは、前セクションでも登場した「古い高層建築物」「建設現場」における『荷揚げ』作業の痕跡を探っていきたいと思います。

ただ、日本に比べる、海外では「石材・レンガ」をベースとした「高層建築物」が多いということもあるので、こちらのオマケセクションでは「海外編」ということで進めていきましょう!

 

では、海外の「現存する古い高層建築物」といえば、代表的な存在である「ピラミッド」における『荷揚げ』作業を見てみましょう。

「ピラミッド」といえば、材料はもちろん「石」であり、この場合『揚重・荷揚げ・資材搬入』にあたる作業は「①:採石場から原料である石材を現場まで運搬する」作業と「②:地面から石を据え付ける箇所まで石材を運搬する」作業のふたつに分けられます。

 

しかし、この「石材」ですが、実は「1個約2.5トン」というとてつもない大きさ・重さであり、作業は困難を極めたはずです。

ですが、現在までの調査・試算によると、①・②の作業の両方で「石材を大型のソリに乗せて運ぶ」手法が使われていたそうで、の作業の場合は石材1個につき「およそ20人」の作業員が居れば、運搬が可能だったと言われています。

 

続くの作業に関してですが、基本的には建築物である「ピラミッド」に密着した形で「スロープ状の坂道」をあらかじめ作っておき、の作業と同様に「石材をソリに乗せて運搬→現場で加工・調整して据え付け」という風に行ったといわれています。

そして、驚くべきことに、このの作業においては「①よりも少ない人員(専門家監修の建造実験によると「1個約10人程度」)で作業が可能」だったそうです。

 

現在のように「高層建築用のクレーン」などなかった時代ですが、人海戦術と知恵を駆使することで、約2000年以上も前に、あのような高層建築が可能なわけですから、私たち人間の「建築力」って、まだまだ進化していくのかもしれませんね。

では、今回最後のセクションへと参りましょう!

 

「建築現場」の中で『荷揚げ』作業が占める役割とは?

 

 

さて、今回ご紹介する最後のセクションは、これまでの内容と打って変わって『建築現場』の中で『荷揚げ』作業が占める役割」について一緒に考えていきましょう。

ズバリ、結論から言うのであれば「現在の『建築現場・建設業界』において『軽作業・揚重・荷揚げ・資材搬入』の占める役割はかなり大きくなっている」と考えられます。

その理由としては、まず「大規模な建築現場のほとんどが『専門業者・職人』それぞれの役割分担が進み、より効率化を図るようになっている」ためでしょう。

 

「建築現場」に参加している、多くの『専門業者・職人』に共通した作業・業務である『軽作業・揚重・荷揚げ・資材搬入』を、私たちHands(ハンズ)のような『一括揚重』業者が請け負うことで、それぞれの負担が減るのはもちろんのこと、各部門の「タイムスケジュールの確認や調整」といった「現場全体の進捗に関わる部分」を管理することも可能となるでしょう。

もちろん、どんな現場においても必ずこうなる、というものではありませんが、前述した通り「30年程の歴史」を積み重ねてきた『軽作業・揚重・荷揚げ・資材搬入』業務が、現在の「建設業界」にこれほど定着しているのですから、今後の「建設業界・建築現場」においても一層の活躍が期待できる可能性は高い、と考えられますね。

  

まとめ:古くから受け継がれた『荷揚げ』をベースに、現代の『軽作業・揚重・荷揚げ・資材搬入』を担う「株式会社Hands(ハンズ)」のお仕事をはじめてみませんか?

 

さて、今回の内容はいかがでしたか?

今回は、私たちHands(ハンズ)の業務である『荷揚げ』作業が歩んできた歴史やルーツを知ることで、現在の『軽作業・揚重・荷揚げ・資材搬入』に通ずる部分を見出し、これからの業務向上につなげていくという、まさに「歴史知識の正しい使い方」を実践する内容をお送りしてみました。

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