荷揚げの難所!?「階段」徹底攻略!
今回の記事では、ハンズの仕事の中でも難易度が高い現場のひとつである「階段」にスポットを当て、荷揚げの難所!?「階段」徹底攻略!と題して詳しく解説していきたいと思います。
では、今回もさっそく最初のセクションから!
■現場の中でも「階段」が出てくる頻度は高い?
ハンズの現場でも、数多く見られる難所のひとつ「階段」。
意外なことに、単なる差し上げ(この場合は「揚」という字にはならない)の現場に比べても、階段の登場頻度はとても多いです。
特に、マンションなどは階層があり、規模が大きめな建物であれば、間違いなく階段での荷揚げ作業が発生するでしょう。
では、どうして階段の登場頻度が多くなるのでしょうか?
その理由を以下にまとめてみました。
【昇降手段による制限】
建物の中で荷物を運ぶ際、エレベーターやリフトが設置されていない場合、階段が唯一の昇降手段となり、狭い通路や場所での荷物の運搬に適した構造だと考えられているためでしょう。
【荷物のサイズと重量】
大型の荷物や重量物を運ぶ際であっても、階段を利用すれば人力での運搬が可能になり、リフトやエレベーターの制限を受けず、より柔軟な運搬が可能になるため。
【建築コスト削減】
階段は比較的安価で設置が容易であり、他の運搬を目的とした追加の設備投資が削減されるため、経済的なメリットが生じます。
【労働者の安全】
階段は、滑りやすい床面や段差などのリスクが少ないため、荷物を運ぶ労働者にとって安全性が高いとされます。
また、階段の手すりを利用することで、荷物を運ぶ際の安定性が向上するとも言われています。
【柔軟性】
階段は、上手く利用すれば、さまざまな形状やサイズの荷物を運ぶことができます。これにより、荷物の種類や量に応じて運搬方法を選択することが可能となります。
これらとは逆に、戸建てや平屋の建築現場など木造建築においては、骨組みの段階で荷揚げが発生するため、差し上げの頻度が多くなっています。
■ポイントは、運ぶ物の重みを体の上に乗せたまま移動する!
続いて、階段での揚重・荷揚げをラクにするコツなどをいくつかご紹介しましょう。
・運搬物を小分けにする
重い荷物を複数に分けて運ぶことで、1回の運搬時の重さを軽減します。
例:一サイクルの運搬ボード枚数を減らす、など
作業負担が減り安全性も向上するのが利点ですが、効率の面で劣るため、事前に他のスタッフと適切な枚数を打ち合わせておきましょう。
・チームワークの質を高める
複数人で連携して荷物を運ぶ、ということを意識し、効率的な作業のために最適な動きを常に心がけましょう。
特に階段では、可動範囲が狭いこともありますので、荷物を運んでいる人の邪魔にならないようにする、あらかじめ荷物を持つ人、持たない人の経路を定めておくなども効果的です。
・体に負担がかかりにくい持ち方を心がける
荷物を運ぶ際には背筋を伸ばし、腰や膝を曲げて持ち上げるようにし、「重心となる部分をできるだけ身体に乗せる」ようにして運びましょう。
この動きにより、筋肉や関節への負担が軽減され怪我のリスクも少なくなります。
・適度に休憩を取る
長時間同じサイクルの作業が続くと疲労がたまりやすくなりますので、適度に休憩を取りながら作業を行いましょう。
疲れをためないようにすれば、集中力が途切れにくくなり、事故などのリスク低減にもつながります。
・適切な服装・靴を使用する
作業時には、動きやすい服装(特にズボン)と滑りにくい靴を着用することで、作業の効率化と安全性の向上につながります。
特に、滑りやすい靴や手袋は、荷物や自身をホールドするために思いもよらぬ力を使ってしまうので、使用しない方が良いでしょう。
・現場を事前に確認してイメージする
階段の幅や高さ、荷物のサイズを事前に確認しておくことで、運搬の計画性が向上し、作業がスムーズに進みやすくなります。
どのノウハウ・コツも基本的なことかもしれませんが、ベテランほどこれらの基本的な部分をしっかりと意識・実践しており、余分な負担を防ぐようにしているものです。
特に「体に負担がかかりにくい持ち方を心がける」は、ハンズの仕事だけでなく重量物を運ぶ仕事全般で用いられる手法のひとつですので、しっかりマスターしておくと色々重宝するはずです。
また、この方法については、当ブログの過去記事でもコツなどを詳しくご紹介していますので、気になる方は該当記事も合わせてご覧ください。
さて、続いては恒例の「オマケ」セクションです。
オマケ:よりダメージが大きいのは登り / 降りのどっち?
誰もが一度は考えたことがある「階段の登り / 降り、負担が大きいのはどちらか?」について考察してみましょう。
このお題については、すでにごぞんじの方も多いかもしれませんが、基本的には「下り」のダメージがより大きい、と考えられているようです。
その理由を見てみると、
・膝への負担が大きい
階段を下りる際、膝関節にかかる負担が増加します。
下りの際は体重を支えるために、膝が曲がり、筋肉や靭帯にストレスがかかりますが、上る時は、主に太ももの筋肉が使われるため、膝への負担が比較的少なくなるのです。
・関節や筋肉への衝撃も大きい
階段を下る際には、地面に着地するたびに体重の約2倍から3倍の衝撃が関節や筋肉に伝わります。これに対して、階段を上る時は衝撃が小さく、関節への負担が軽減されます。
・筋力の消耗がより多い
下りでは、脚の筋肉が「制動力」を発揮するために収縮し、筋力の消耗も上りよりも大きくなると言われています。
・事故リスクの存在
階段を下りる際には視界が下向きになるため、視線を下げなければ足元が見えにくくなり、転倒など事故リスクが高まります。一方、階段を上る時は視界が前方に向けられるため、足元が確認しやすく、安全性が高まります。
となっているのですが、ここでご紹介した例は、あくまで「素の状態」での話であり、運搬中とは異なるものとなっている点に注意しておきましょう。
では、今回最後のセクションへと参りましょう!
■身体の使い方を動画で学ぶのもOK!階段をマスターしよう!
さて、最後のセクションでは、階段での揚重・荷揚げをマスターするために、どんな方法があるかについてご紹介していきましょう。
セクションタイトルにもある通り、動画によって学ぶのが、おそらく一番効果的な方法でしょう。
・動画によって学ぶ
ハンズ公式YouTubeチャンネルでも、階段揚げ実況を取り上げていますので、実際の現場の雰囲気も含めて楽しみながら学べるでしょう。
ただ、全編で詳しく技術解説をしているわけではありませんので、解説が欲しい部分でない、など万能ではありませんので、あくまで参考程度にしておきましょう。
・現場で先輩スタッフの動きを目で見て盗む
動画よりも細かく、実践的なアドバイスがもらえる可能性が高いのは、現場で直接先輩スタッフの動きを参考にする方法です。
中には具体的なアドバイスや、疑問などに応えてもらえるなど、ピンポイントな実力アップに役立ちますが、あくまで仕事の時間内でのお話となるので、質問するタイミングなども含めて、作業の邪魔にならないように注意しましょう。
まとめ:階段もなんのその!株式会社ハンズのお仕事をはじめてみませんか?
さて、今回は、ハンズの仕事の中でも難易度が高いシチュエーションである「階段」について、詳しい解説をお送りしましたが、いかがでしたか?
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